流通BMSとは

 

新しいEDIである流通BMSとは、何か、これまでのEDIと流通BMSの違いについてご説明します。流通BMSとは、チェーンストア(小売業)とメーカー、卸会社の間のデータのやりとりを標準化したEDIのひとつです。なお、流通BMSのBMSは、「Business Message Standards」の略です。(2023.09.28更新)

流通BMSを簡単に知りたい方は、こちらへ

⇒流通BMSとはなにか?

流通BMSの概要を知りたい方は、こちらへ

⇒すぐにわかる流通BMS

 

これまでのEDIは、送受信データのおおよそのレイアウトは、決められていましたが、送受信データの各項目の設定方法等が明確に定義されていませんでした。そのためチェーンストア(小売業)毎に設定方法が異なっていました。

⇒EDIとは

そのため、メーカー、卸会社は、チェーンストア(小売業)毎に個別のシステムを構築しなければなりませんでした。流通BMSは、このような手間・費用を軽減することをひとつの目的として設けられました。

また、流通BMSは、伝票レス(下記参照)にも対応しています。これまでのEDIと流通BMSの相違点について、ご説明します。

⇒伝票レスとは

 

流通BMSが前提としている業務は、こちらへ

⇒流通BMSの前提とする3つの業務モデル

 
 

目次

流通BMSのタイプ

流通BMSの型についてご説明します。

流通BMSの回線

流通BMSで使用する回線についてご説明します。

流通BMSの手順

流通BMSで使用する手順についてご説明します。

流通BMSのデータ種類

流通BMSで使用するデータの種類についてご説明します。

流通BMSのデータ形式

流通BMSで使用するデータの形式についてご説明します。

流通BMSの納品方法

流通BMSで納品する方法についてご説明します。

流通BMSのメリット及び運用

流通BMSを使用する場合のメリット及び運用例についてご説明します。

流通BMSの導入

流通BMSを導入する場合の導入手順を例を挙げてご説明します。

流通BMSの消費税

流通BMSの消費税についてご説明します。

 

 

1 流通BMSのタイプ

流通BMSには、下記の3通りのタイプがあります

⇒流通BMSを始める為の2つのEDIモデルの選択方法

・サーバ-サーバ型(S-S型)

大手卸・メーカー向け、大規模のデータ用、サーバとサーバの間で随時通信を行います。

ebMS/AS2手順 使用

        
・サーバ-クライアント型(C-S型)

中小卸向け、小規模のデータ用、チェーンストア側はサーバ、卸側はクライアント(パソコン)で、クライアント側から起動します。いちばん使用されることが多いと思われます。
既存の設備・環境を流用できる可能性があります。

JX手順 使用

 

・WEB型

⇒WEB-EDIとは

卸側は、パソコン上でブラウザ(インターネットエクスプローラ(IE)、クローム(chrome)など)を使用してチェーンストア側のサーバとデータのやりとりを行ないます。S-S型、C-S型を補うものであり、C-S型と同時提供することが望ましいとされています。

⇒WEB-EDIは、デメリットがあります 

但し、WEB型でも、伝票レスにするためには、検品システムが必要です。

⇒伝票レスとは

⇒検品システムとは

 

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2 流通BMSの回線

流通BMSの回線は、インターネット回線を使用します  

これまで: 公衆回線、ISDN回線(INS回線)など

 流通BMS: インターネット回線(光回線など)

回線費用(従量料金)が不要になり、インターネット接続費用が必要となります

通信速度は、これまでのEDIより大幅に向上します

 

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3 流通BMSの手順

流通BMSでは、使用する回線接続の手順(プロトコル)が変更になります

⇒プロトコルとは

これまで: JCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順 など

⇒JCA手順

⇒全銀TCP/IP手順

 流通BMS: ebMS/AS2、JX手順

ebMS/AS2 は、サーバー間で通信を行う即時性の高い手順です

これまで使用されているJCA手順にかわる手順は、JX手順になります

JX手順とは

 

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4 流通BMSのデータ種類

流通BMSの使用するデータの種類がかわります(追加されています)

これまで: 

発注データ・出荷データ・仕入計上データ・値札データ

・・・・・・・・・・・・・・

⇒これまでのEDIデータ種類

 

 流通BMS: 下記のような共通仕様のメッセージがデータ種類として定義されています

発注メッセージ・出荷メッセージ・出荷梱包メッセージ・

受領メッセージ・値札メッセージ

・・・・・・・・・・・・・・

共通仕様かつ詳細となり、これまでよりわかりやすい仕様になっています

⇒流通BMSのデータ種類(メッセージ)

 

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5 流通BMSのデータの形式

流通BMSの使用する送受信データの形式が、変更されXML形式となります 

これまで: テキスト形式 漢字は使用できません

 流通BMS: XML形式 漢字を使用することができます

⇒XMLとは

 

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6 流通BMSの納品方法

チェーンストアによっては、商品の納品方法を選択することができます

⇒流通BMSの納品方法

を参照

 

伝票レスの場合

⇒伝票レスとは

を参照

これまで: 納品時、伝票(チェーンストア統一伝票など)は不要

但し、出荷データなどを送信する必要があります

 流通BMS: 納品時、伝票(チェーンストア統一伝票など)は不要

但し、出荷メッセージ・出荷梱包メッセージなどを送信する必要があります

これまでと同様の運用ですが、使用するメッセージが変更になります

 

伝票レスでない場合

これまで: 納品時、伝票(チェーンストア統一伝票など)が必要

 流通BMS: 納品時、伝票不要

納品明細書(伝票の項目をA4用紙などに印字したもの)などで納品

但し、出荷メッセージ・出荷梱包メッセージなどを送信する必要がある場合もあります

 

流通BMSは、伝票レスが標準ですが、チェーンストア(小売業)から、伝票レスを認められていないメーカー、卸会社は、暫定運用(伝票レスでない)を行なう必要がある場合があります

 

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7 流通BMSのメリット及び運用

流通BMSを導入した場合の、メリット及び運用例をご説明しています

⇒流通BMS導入のメリット

⇒流通BMS運用事例

 

目次へ

 

8 流通BMSの導入

流通BMSを導入する場合の、導入手順の例をご説明しています

⇒流通BMS導入手順事例

⇒JX手順 クライアント側の5つの必須機能 

⇒流通BMSソフトウェアの3つの選び方

 

4点から見る失敗しない流通BMS導入

⇒安価に流通BMSを始める3つのポイント

 

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9 流通BMSの消費税

流通BMSにおける消費税の取り扱いについてご説明します。

⇒流通BMSにおける軽減税率の取り扱いについて

 

目次へ

 

 

※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。

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