流通BMSとは


     

    新しいEDIである流通BMSとは、何か、これまでのEDIと流通BMSの違いについてご説明します。流通BMSとは、チェーンストア(小売業)とメーカー、卸会社の間のデータのやりとりを標準化したEDIのひとつです。BMSは、「Business Message Standards」の略です。(2018.10.12更新)

    これまでのEDIは、データのおおよそのレイアウトは、決められていますが、データの各項目の設定方法等が明確に定義されていませんでした。そのためチェーンストア(小売業)毎に設定方法が異なっていました。

    そのため、メーカー、卸会社は、チェーンストア(小売業)毎に個別のシステムを構築しなければなりませんでした。流通BMSは、このような手間・費用を軽減することをひとつの目的として設けられました。

    また、伝票レス(下記参照)にも対応しています。これまでのEDIと流通BMSの相違点について、ご説明します。

     

    1 流通BMSのタイプ

    流通BMSには、下記の3通りのタイプがあります

    ⇒流通BMSを始める為の2つのEDIモデルの選択方法

    ・サーバ-サーバ型(S-S型)

    大手卸・メーカー向け、大規模のデータ用、サーバとサーバの間で随時通信を行います。

    ebMS/AS2手順 使用

            
    ・サーバ-クライアント型(C-S型)

    中小卸向け、小規模のデータ用、チェーンストア側はサーバ、卸側はクライアント(パソコン)で、クライアント側から起動します。いちばん使用されることが多いと思われます。
    既存の設備・環境を流用できる可能性があります。

    JX手順 使用

     

    ・WEB型

    ⇒WEB-EDIとは

    卸側は、パソコン上でブラウザ(インターネットエクスプローラ(IE)、クローム(chrome)など)を使用してチェーンストア側のサーバとデータのやりとりを行ないます。S-S型、C-S型を補うものであり、C-S型と同時提供することが望ましいとされています。

    ⇒WEB-EDIは、デメリットがあります 

    但し、WEB型でも、伝票レスにするためには、検品システムが必要です。

    ⇒検品システムとは

     

    2 流通BMSの回線

    回線は、インターネット回線を使用します  

    これまで: 公衆回線、ISDN回線(INS回線)など

     流通BMS: インターネット回線(光回線など)

    回線費用(従量料金)が不要になり、インターネット接続費用が必要となります

    通信速度が、これまでのEDIより大幅に向上します

     

    3 流通BMSの手順

    使用する回線接続の手順(プロトコル)が変更になります  

    ⇒プロトコルとは

    これまで: JCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順 など

    ⇒JCA手順

    ⇒全銀TCP/IP手順

     流通BMS: ebMS/AS2、JX手順

    これまで使用されているJCA手順にかわる手順が、JX手順になります

    JX手順とは

     

    4 流通BMSのデータ種類

    使用するデータの種類がかわります(追加されています)

    これまで: 

    発注データ・出荷データ・仕入計上データ・値札データ

    ・・・・・・・・・・・・・・

    ⇒これまでのEDIデータ種類

     

     流通BMS: 下記のような共通の仕様のメッセージがデータ種類として定義されています

    発注メッセージ・出荷メッセージ・出荷梱包メッセージ・

    受領メッセージ・値札メッセージ

    ・・・・・・・・・・・・・・

    共通仕様かつ詳細となり、これまでよりわかりやすい仕様になっています

    ⇒流通BMSのデータ種類(メッセージ)

     

    5 流通BMSのデータの形式

    使用する送受信データの形式が、変更されXML形式となります 

    これまで: テキスト形式 漢字は使用できません

     流通BMS: XML形式 漢字を使用することができます

    ⇒XMLとは

     

    6 流通BMSの納品方法

    チェーンストアによっては、商品の納品方法を選択することができます

    ⇒流通BMSの納品方法

    を参照

     

    伝票レスの場合

    ⇒伝票レスとは

    を参照

    これまで: 納品時、伝票(チェーンストア統一伝票など)は不要

    但し、出荷データなどを送信する必要があります

     流通BMS: 納品時、伝票(チェーンストア統一伝票など)は不要

    但し、出荷メッセージ・出荷梱包メッセージなどを送信する必要があります

    これまでと同様の運用ですが、使用するメッセージが変更になります

     

    伝票レスでない場合

    これまで: 納品時、伝票(チェーンストア統一伝票など)が必要

     流通BMS: 納品時、伝票不要

    納品明細書(伝票の項目をA4用紙などに印字したもの)などで納品

    但し、出荷メッセージ・出荷梱包メッセージなどを送信する必要がある場合もあります

     

    流通BMSは、伝票レスが標準ですが、チェーンストア(小売業)から、伝票レスを認められていないメーカー、卸会社は、暫定運用(伝票レスでない)を行なう必要がある場合があります

     

    7 流通BMSのメリット及び運用

    流通BMSを導入した場合の、メリット及び運用例をご説明しています

    ⇒流通BMS導入のメリット

    ⇒流通BMS運用事例

     

    8 流通BMSの導入

    流通BMSを導入する場合の、導入手順の例をご説明しています

    ⇒流通BMS導入手順事例

    ⇒JX手順 クライアント側の5つの必須機能 

    ⇒流通BMSソフトウェアの3つの選び方

     

    4点から見る失敗しない流通BMS導入

    ⇒安価に流通BMSを始める3つのポイント

     

     

    ※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。


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