流通BMSのフォーマット(レイアウト)の項目説明
流通BMSのメッセージ(データ)のフォーマット(レイアウト)の主要な項目についてご説明します。
発注メッセージ・出荷梱包メッセージ・出荷伝票メッセージ のメッセージをご説明します。主として必須項目の説明になります。(2024年03月15日修正)
流通BMSのメッセージ(データ)は、標準メッセージと呼ばれます。標準メッセージは、基本形と百貨店版にわかれますが、基本形のうち、発注メッセージ・出荷梱包メッセージ・出荷伝票メッセージ を説明しています。
流通BMS 預り型のデータの各項目の説明は、こちらへ。
流通BMSのメッセージ(データ)の形式は、XML形式になります。
発注メッセージ
チェーンストア(小売)から卸・メーカーが受信する発注のメッセージです。
項目 | 説明 |
支払法人コード |
商品の支払いを行うチェーンストア側の法人コード。 |
支払法人GLN |
商品の支払いを行うチェーンストア側の法人のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
発注者コード |
チェーンストア側の発注者コード。 |
発注者GLN |
チェーンストア側の発注者のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
取引番号 |
伝票番号のこと。 |
直接納品先コード |
卸・メーカーが商品を納品する場所。センターコードになります。 |
直接納品先GLN |
卸・メーカーが商品を納品する場所のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
最終納品先コード |
商品が最終的に納品される場所。店舗コードになります。 |
最終納品先GLN |
商品が最終的に納品される場所のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
計上部署コード |
仕入計上する部署。直接納品先コードか最終納品先コードになります。 |
計上部署GLN |
仕入計上する部署のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
請求取引先コード |
請求支払を行う卸・メーカーのコード。 |
請求取引先GLN |
請求支払を行う卸・メーカーのGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
取引先コード |
受注・納品を行う卸・メーカーのコード。 |
取引先GLN |
受注・納品を行う卸・メーカーのGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
商品分類大 |
商品を分類する大分類のコード。 |
商品分類中 |
商品を分類する中分類のコード。 |
発注日 |
チェーンストアが発注した日。 |
直接納品先納品日 |
卸・メーカーが商品を直接納品先に納品する日。 |
最終納品先納品日 |
商品が最終納品先に納品される日。 |
取引明細番号 |
伝票の明細行番号のこと。 |
商品コード(GTIN) |
共通商品コード。使用しない場合は、”0“がセットされる。 |
商品コード(発注用) |
チェーンストア側の商品コード。 |
商品コード(取引先) |
卸・メーカー側の商品コード。 |
商品区分 |
商品コードの区分。 |
カラーコード |
商品のカラーを表すコード。 |
カラー名称 |
商品のカラーの名称。 |
サイズコード |
商品のサイズを表すコード。 |
サイズ名称 |
商品のサイズの名称。 |
原単価 |
商品の原単価。 |
原価金額 |
商品の原価金額。 |
売単価 |
商品の売単価。 |
売価金額 |
商品の売価金額。 |
発注数量(バラ) |
チェーンストア側のバラの発注数。 |
発注単位 |
発注する場合の単位。 |
発注数量(発注単位数) |
発注単位 × 発注数量(発注単位数) = 発注数量(バラ)。 |
発注単位コード |
商品の単位名(個・㎏など) |
出荷梱包メッセージ(紐付あり)
卸・メーカーがチェーンストア(小売)へ送信する出荷のメッセージです。梱包箱に付けた梱包№を含むメッセージになります。発注メッセージから引き継ぐ項目があります。(発注メッセージと同一の項目)
梱包№:梱包箱に貼るSCMラベルに印字されたユニークな№のこと
項目 | 説明 | 引継 |
請求取引先コード |
請求支払を行う卸・メーカーのコード。 | 発注 |
請求取引先GLN |
請求支払を行う卸・メーカーのGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
取引先コード |
受注・納品を行う卸・メーカーのコード。 | 発注 |
取引先GLN |
受注・納品を行う卸・メーカーのGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
直接納品先コード |
卸・メーカーが商品を納品する場所。センターコードになります。 | 発注 |
直接納品先GLN |
卸・メーカーが商品を納品する場所のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
取引先出荷日 |
卸・メーカーの出荷日 | 発注 |
直接納品先納品日 |
卸・メーカーが商品を直接納品先に納品する日。 | 発注 |
訂正後直接納品先納品日 |
卸・メーカーが商品を直接納品先に納品する日を訂正した場合の納品日。 | 出荷 |
出荷総梱包数 |
出荷する梱包の合計数量。 | 出荷 |
発注者コード |
チェーンストア側の発注者コード。 | 発注 |
発注者GLN |
チェーンストア側の発注者のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
最終納品先コード |
商品が最終的に納品される場所。店舗コードになります。 | 発注 |
最終納品先GLN |
商品が最終的に納品される場所のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0″がセットされる。 | 発注 |
梱包№ |
梱包に付けられた№。 | 出荷 |
取引番号 |
伝票番号のこと。 | 発注 |
取引明細番号 |
伝票の明細行番号のこと。 | 発注 |
発注日 |
チェーンストアの発注した日。 | 発注 |
最終納品先納品日 |
商品が最終納品先に納品される日。 | 発注 |
商品コード(GTIN) |
共通商品コード。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
商品コード(発注用) |
チェーンストア側の商品コード。 | 発注 |
商品コード(取引先) |
卸・メーカー側の商品コード。 | 発注 |
商品区分 |
商品コードの区分。 | 発注 |
商品分類大 |
商品を分類する大分類のコード。 | 発注 |
商品分類中 |
商品を分類する中分類のコード。 | 発注 |
発注数量(バラ) |
チェーンストア側のバラの発注数。 | 発注 |
発注単位 |
発注する場合の単位。 | 発注 |
発注単位コード |
発注する場合の単位名(個・㎏ など)。 | 発注 |
出荷数量(バラ) |
バラの出荷数。 | 出荷 |
原単価 |
商品の原単価。 | 発注 |
売単価 |
商品の売単価。 | 発注 |
欠品数量(バラ) |
バラの商品欠品数。 | 出荷 |
欠品区分 |
欠品の理由を表す区分。 | 出荷 |
出荷梱包メッセージで、必要な必須項目(発注メッセージから引継がない項目)は、
取引先出荷日・出荷総梱包数・梱包№・出荷数量(バラ)・欠品数量(バラ)・欠品区分
になります。
出荷伝票メッセージ
卸・メーカーがチェーンストア(小売)へ送信する出荷のメッセージです。伝票イメージのメッセージになります。発注メッセージから引き継ぐ項目があります。(発注メッセージと同一の項目)
項目 | 説明 | 引継 |
支払法人コード |
商品の支払いを行うチェーンストア側の法人コード。 | 発注 |
支払法人GLN |
商品の支払いを行うチェーンストア側の法人のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
発注者コード |
チェーンストア側の発注者コード。 | 発注 |
発注者GLN |
チェーンストア側の発注者のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
取引番号 |
伝票番号のこと。 | 発注 |
直接納品先コード |
卸・メーカーが商品を納品する場所。センターコードになります。 | 発注 |
直接納品先GLN |
卸・メーカーが商品を納品する場所のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
最終納品先コード |
商品が最終的に納品される場所。店舗コードになります。 | 発注 |
最終納品先GLN |
商品が最終的に納品される場所のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0″がセットされる。 | 発注 |
計上部署コード |
仕入を計上する部署。直接納品先コードか最終納品先コードになります。 | 発注 |
計上部署GLN |
仕入を計上する部署のGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
請求取引先コード |
請求支払を行う卸・メーカーのコード。 | 発注 |
請求取引先GLN |
請求支払を行う卸・メーカーのGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
取引先コード |
受注・納品を行う卸・メーカーのコード。 | 発注 |
取引先GLN |
受注・納品を行う卸・メーカーのGLNコード ※1。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
商品分類大 |
商品を分類する大分類のコード。 | 発注 |
商品分類中 |
商品を分類する中分類のコード。 | 発注 |
発注日 |
チェーンストアの発注した日。 | 発注 |
直接納品先納品日 |
卸・メーカーが商品を直接納品先に納品する日。 | 発注 |
最終納品先納品日 |
商品が最終納品先に納品される日。 | 発注 |
訂正後直接納品先納品日 |
卸・メーカーが商品を直接納品先に納品する日を訂正した場合の納品日。 | 出荷 |
取引明細番号 |
伝票の明細行番号のこと。 | 発注 |
商品コード(GTIN) |
共通商品コード。使用しない場合は、”0“がセットされる。 | 発注 |
商品コード(発注用) |
チェーンストア側の商品コード。 | 発注 |
商品コード(取引先) |
卸・メーカー側の商品コード。 | 発注 |
商品区分 |
商品コードの区分。 | 発注 |
カラーコード |
商品のカラーを表すコード。 | 発注 |
カラー名称 |
商品のカラーの名称。 | 発注 |
サイズコード |
商品のサイズを表すコード。 | 発注 |
サイズ名称 |
商品のサイズの名称。 | 発注 |
原単価 |
商品の原単価。 | 発注 |
原価金額 |
商品の原価金額。 | 再計算 |
売単価 |
商品の売単価。 | 発注 |
売価金額 |
商品の売価金額。 | 再計算 |
発注数量(バラ) |
チェーンストア側のバラの発注数。 | 発注 |
発注単位 |
発注する場合の単位。 | 発注 |
発注数量(発注単位数) |
発注単位 × 発注数量(発注単位数) = 発注数量(バラ)。 | 発注 |
発注単位コード |
商品の単位名(個・㎏など) | 発注 |
出荷数量(バラ) |
バラの商品出荷数。 | 出荷 |
欠品数量(バラ) |
バラの商品欠品数。 | 出荷 |
欠品区分 |
欠品の理由を表す区分。 | 出荷 |
出荷伝票メッセージで、必要な必須項目(発注メッセージから引継がない項目)は、
出荷数量(バラ)・欠品数量(バラ)・欠品区分
になります。
注:標準的な意味をご説明しています。チェーンストア(小売)によっては、異なった使い方の場合もあります。
引継:引継元のメッセージを表します
発注 発注メッセージより引継ぎ
出荷 出荷梱包メッセージ・出荷メッセージでセット
再計算 出荷梱包メッセージ・出荷メッセージで再計算しセット
注:※1 ⇒GLNコード
留意点
流通BMSのメッセージ(データ)の項目は、すべての項目が使われるわけではありません。各項目は、必須項目と任意項目に分かれています。必須項目は、必ず使用しなければなりませんが、任意項目は必ずしも使用する必要はありません。
必須項目と任意項目、使用する任意項目は、各チェーンストア(小売)のマッピングシートを確認して下さい。
標準メッセージの中でも、出荷梱包メッセージあるいは出荷メッセージ のどちらかを使用するかは、チェーンストアが決定します。大きな違いは、梱包№を必要とするか否かになります。
出荷梱包メッセージは、梱包№をセットする必要がありますが、出荷メッセージは、梱包№を必要としません。梱包№を得るためには、出荷検品システムが必要になります。 ⇒検品システムとは
※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。