流通BMSの前提とする3つの業務モデル

流通BMSが前提とする業務は、チェーンストアと卸・メーカーの間での取引が対象となります。チェーンストアからの発注をもって業務が始まる 受発注業務モデルや出荷開始型モデル・預り在庫モデルがあります。(2024.03.06 更新)

チェーンストアからの発注からはじまる”受発注業務”モデル

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卸・メーカーの出荷からはじまる”出荷開始型”モデル

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チェーンストアが、委託センターにあらかじめ卸・メーカーの商品を在庫とする”預り在庫” モデル

⇒預り在庫モデル へ移動

 

受発注業務モデル

受発注業務モデルは、チェーンストアからの発注を受信することからはじまります。流通BMSの基本的な業務モデルになります。

流通BMSの前提とする基本的な業務モデル 受発注業務モデル 画像

 

1.卸・メーカーは、チェーンストアから、発注メッセージを受け取ります

2.卸・メーカーは、発注メッセージを元に、商品を出荷するとともに、チェーンストアへ出荷メッセージを送ります

3.チェーンストアは、出荷メッセージと商品で入荷検品を行い、誤りがない場合は、卸・メーカーへ受領メッセージを送ります

4.卸・メーカーは、チェーンストアから、受領メッセージを受け取ります

5.卸・メーカーは、受領メッセージをチェックし、請求メッセージをチェーンストアへ送ります

6.チェーンストアは、受領メッセージと請求メッセージのチェックを行い、卸・メーカーへ支払メッセージを送ります

 

但し、受領メッセージ・請求メッセージ・支払メッセージがないチェーンストアもあります。

 

出荷開始型モデル

卸・メーカーの出荷からはじまる出荷開始型モデル。原則として”受発注業務”モデルの発注メッセージがない場合が該当します。流通BMSとしては、例外的な業務となります。

流通BMSの前提とする業務モデル 出荷開始型モデル 画像

 

1.卸・メーカーは、チェーンストアからの発注メッセージがありませんので、代わりに発注データを入力し作成します

なお、チェーンストアと卸・メーカーは、発注データについてあらかじめ打ち合わせする必要があります

2.卸・メーカーは、入力した発注メッセージを元に、商品を出荷するとともに、チェーンストアへ出荷メッセージを送ります

但し、出荷メッセージは、出荷梱包メッセージ紐付けありを使用します

3.チェーンストアは、出荷メッセージと商品で入荷検品を行い、誤りがない場合は、卸・メーカーへ受領メッセージを送ります

4.卸・メーカーは、チェーンストアから、受領メッセージを受け取ります

5.卸・メーカーは、受領メッセージをチェックし、請求メッセージをチェーンストアへ送ります

6.チェーンストアは、受領メッセージと請求メッセージのチェックを行い、卸・メーカーへ支払メッセージを送ります

 

⇒流通BMS運用事例 出荷始まり

 

 

預り在庫モデル

卸・メーカーの商品をセンターの在庫とする”預り在庫” モデル。チェーンストアと卸・メーカーの間で、センターの商品在庫の取り決めを行っておきます。

流通BMSの前提とする業務モデル 預り在庫モデル 画像

 

1.センターは、在庫を補充する必要がある場合に、卸・メーカーへ、在庫補充勧告メッセージを送ります

2.卸・メーカーは、在庫補充勧告メッセージを元に、商品がなければ仕入先へ発注し、商品を仕入れます

3.卸・メーカーは、在庫補充勧告メッセージを元に、商品を出荷するとともに、センターへ入庫予定メッセージを送ります

4.センターは、入庫予定メッセージと商品で検品し、誤りがなければ卸・メーカーへ、入庫確定メッセージを送ります

5.卸・メーカーは、入庫予定メッセージと入庫確定メッセージを突き合わせてチェックします

6.センターは、一定時刻に在庫情報を在庫報告メッセージとして卸・メーカーへ送ります

但し、チェーンストアによっては、請求メッセージ・支払メッセージが必要な場合もあります。

また、センターが商品を出荷した場合に、出荷メッセージを卸・メーカーへ提供するチェーンストアもあります。

 

⇒流通BMSの業務プロセス  預り在庫型とは

 

最後に

生鮮については、ここでは割愛してあります。また、納品については

⇒流通BMSの納品方法 へ

 

 

 

※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。

 

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