流通BMSのデータ種類(メッセージ)


     

    流通BMSのデータ(メッセージ)の種類は、数々ありますが、主として使用されるのは、発注メッセージ・出荷梱包メッセージ・受領メッセージ・支払メッセージ になります。次に続くのが、出荷メッセージ・請求メッセージになります。

    それぞれのメッセージをご説明します。(2018.07.30更新)

    流通BMSのデータは、標準メッセージと呼ばれます。標準メッセージは、基本形と百貨店版にわかれます。ここでは、基本形のうち、発注メッセージ・出荷梱包メッセージ・受領メッセージ・請求メッセージ・支払メッセージ・出荷伝票メッセージ を説明しています。

     

    発注メッセージ

    卸・メーカーが、チェーンストア(小売)から受信する発注データです。直接納品先あるいは最終納品先はどこか、直接納品先の納品日、最終納品先の納品日、そして商品情報などから構成されています。

    注; 直接納品先:流通BMSでは主としてセンターのこと

       最終納品先:流通BMSでは主として店舗のこと

    受領メッセージ・出荷梱包メッセージ(or出荷メッセージ)は、すべて発注メッセージに対応しています。発注メッセージがなければ、受領メッセージ・出荷梱包メッセージ(or出荷メッセージ)は、存在しません。 発注メッセージ 1件に対して、出荷梱包メッセージが n件(複数件)の関係があります。

    発注メッセージ : 出荷梱包メッセージ = 1 : n

     

    出荷梱包メッセージ

    卸・メーカーからチェーンストア(小売)へ、送信する出荷データです(ASNデータになります)。卸・メーカーが、発注メッセージに対する出荷の情報をセットします。発注情報に加えて、出荷日・出荷数・欠品数などから構成 されています。

    ⇒ASNとは

    出荷梱包メッセージには、紐つけありと紐つけなしがあります。紐つけありの場合は、発注メッセージの商品に対して、商品が入っている梱包箱の梱包№と出荷数をセットします。紐つけなしの場合は、梱包箱の梱包№すべてと梱包箱の商品の数量合計をセットします。  

     

    紐つけあり

    梱包箱と商品が紐付けられている為、商品が入っている梱包№を特定できます

     

    発注メッセージ      出荷梱包メッセージ

    商品発注数 商品発注数出荷数梱包№
    100 100100A1
    200200100A2
       200100A3
    300 300300A4
     
    ①の商品は、梱包№:A1 の梱包箱に入っている
    ②の商品は、梱包№:A2 の梱包箱と A3 の梱包箱に入っている
    ③の商品は、梱包№:A4 の梱包箱に入っている
     

    紐つけなし

    商品は、複数の梱包№の梱包箱のどれかに入っています

     

    発注メッセージ      出荷梱包メッセージ

    商品発注数 商品発注数出荷数梱包№
    100 100100A1,A2
    200200100A1,A2
       200100A1,A2
    300 300300A1,A2
     
    ①の商品は、梱包№:A1 の梱包箱か A2 の梱包箱に入っている
    ②の商品は、梱包№:A1 の梱包箱か A2 の梱包箱に入っている
    ③の商品は、梱包№:A1 の梱包箱か A2 の梱包箱に入っている

     

    また、全量、欠品の場合も、すべて出荷数=0で、出荷梱包メッセージを作成する必要があります。 送信時間が、納品日の前日の〇〇時まで、あるいは午後のみ のように決められている場合もありますので、運用する場合は、注意が必要です。  

     

    受領メッセージ

    卸・メーカーが、チェーンストア(小売)から受信する受領(済)データです。発注メッセージに、出荷数量・受領数量が付加されたデータになります。 出荷梱包メッセージ・出荷メッセージの送信後(商品の納品後)、翌日以降に受信することができます。売掛の照合に使用できます。  

     

    支払メッセージ

    卸・メーカーが、チェーンストア(小売)から受信する支払(予定)データです。発注メッセージの取引番号毎の支払金額・支払内容などから構成されています。値引・相殺などが付加される場合があります。

    注; 取引番号:伝票番号のこと

    注; 支払内容:仕入、返品、値引、相殺など

    最終の売掛のチェックに使用します。

     

    出荷伝票メッセージ

    卸・メーカーからチェーンストア(小売)へ、送信する出荷伝票データです。出荷メッセージとも呼びます。卸・メーカーが、発注メッセージに対する出荷情報をセットします。 出荷伝票メッセージは、出荷梱包メッセージとは異なり、発注メッセージのように伝票形式のレイアウトになっています。

    伝票の行毎に、出荷数・欠品数をセットし ます。 出荷伝票メッセージは、伝票形式のレイアウトであるため、梱包№をセットすることができません。そのため、梱包№が記載されている資料を別途、使用して納品することもあります。  

     

    請求メッセージ

    卸・メーカーからチェーンストア(小売)へ、送信する請求データです。卸・メーカーが、出荷メッセージ・出荷梱包メッセージを元に作成します。

    請求メッセージは、不要のチェーンストアが多いです(請求レス)が、なかには、出荷梱包メッセージ・出荷メッセージに加えて、請求メッセージが必要なチェーンストアもあります。 また、伝票レスが認められるまでの間、請求メッセージが必要となるチェーンストアもあります。

     

     

    ※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。


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