流通BMSソフトウェアの3つの選び方

 

流通BMSを導入する場合、コンピュータソフトウェアが必要となります。ここでは、流通BMS ソフトウェア の選択方法について、現在使用しているオンライン(JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で接続)の使用状況別に、3つに分けて説明します。

※卸、メーカーを対象としています。クライアント側で、JX手順・出荷梱包メッセージ を使用することを前提にしています 。(2023.11.09更新)

卸、メーカーで、これから流通BMSを始める、またはJCA手順からJX手順に移行、あるいは、全銀TCP/IP手順からJX手順に移行する場合などに、ご利用下さい。

⇒JCA手順とは

⇒JX手順とは

 

具体的な導入については

⇒4点から見る失敗しない流通BMSの導入

 

流通BMSを始めるために必要な3つのソフトウェア

を参照して下さい。

 

現在のオンライン(EDI)使用状況

説明を簡単にするために、現在使用中のオンライン(EDI)の状態により、3つに分類しています。

オンライン(EDI) 未使用

オンライン(EDI)を使用していないが、チェーンストア・小売から、オンライン・流通BMSにして下さい といわれたあるいは、流通BMSを始めようとしている

⇒Ⅰ オンライン 未使用 へ移動

オンライン(EDI) 伝票 運用中

オンライン(EDI)を使用して伝票運用中で、チェーンストア小売から、ASN(伝票レス)・流通BMSにして下さい といわれた

⇒Ⅱ オンライン 伝票運用中 へ移動

オンライン(EDI) ASN(伝票レス) 運用中

オンライン(EDI)を使用してASN(伝票レス) 運用中で、チェーンストア・小売から、流通BMSにして下さい といわれた方

⇒Ⅲ オンライン ASN(伝票レス) 運用中 へ移動

 

Ⅰ オンライン 未使用

現在 チェーンストア・小売とオンライン(JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で接続) を行っていない場合、新たに流通BMSを使用したオンライン(EDI)を開始することになります。

流通BMS対応パッケージシステム(流通BMSメッセージ送受信機能を含む)※1 と 検品システム(流通BMS対応パッケージシステム)※2 を新規導入することになります。

 

Ⅰ 1.新規の流通BMS対応パッケージシステム+ 新規の検品システム

流通BMS対応パッケージシステム(流通BMSメッセージ送受信機能を含む) ※1 と 検品システム(流通BMS対応パッケージシステム)※2 を新規導入する

 

※2 参考 検品システム

出荷検品機能をもつソフトウェアのこと

4分でわかる!流通BMS導入に必要な検品システムとは

 

Ⅱ オンライン 伝票運用中

現在 チェーンストア・小売とオンライン(JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で接続) で  伝票を出力する運用を行っている場合、現在のEDIシステム※ では、検品を行う検品システムと出荷メッセージを作成する機能が、ありません。

また、流通BMSメッセージへの対応及び流通BMSメッセージの送受信機能もありません。

よって、流通BMS対応パッケージシステム(流通BMSメッセージ送受信機能を含む)※ と 検品システム(流通BMS対応パッケージシステム)※ を新規導入することになります。

Ⅱ 1.新規の流通BMS対応パッケージシステム+ 新規の検品システム

Ⅰ 1. を参照のこと  ⇒Ⅰ 1. へ移動

 
 

4 参考 現在使用しているEDIシステム

JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で受信し、検品システムと連携し、送信データを作成し、送信するソフトウェア

 

Ⅲ オンライン ASN(伝票レス) 運用中

現在 チェーンストア・小売とオンライン(JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で接続) で  ASN(伝票レス) を運用中の場合は、現在使用しているEDIシステム※4 を使用する 場合と 新規の流通BMS対応パッケージシステムを使用する 場合の2とうりがあります。 

 

4 参考 現在使用しているEDIシステム

JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で受信し、検品システムと連携し、送信データを作成し、送信するソフトウェア

 

既存のEDIシステムを使用する

現在使用しているEDIシステムあるいは、検品システムをそのまま使用する

⇒既存のEDIシステムを使用する へ移動

新規のEDIシステムを使用する

新たに、EDIシステムと検品システムを導入する

⇒新規のEDIシステムを使用する へ移動

 

Ⅲ_1 既存のEDIシステムを使用する

Ⅲ_1 1.流通BMSメッセージ送受信機能+XML変換+現在のEDIシステム

現在使用しているEDIシステム※4 は、そのまま利用し、流通BMSメッセージ送受信機能 ソフトウェアと XML変換システム※ ソフトウェアを新規導入する

 

1 流通BMSメッセージ送受信機能 にて、受信した流通BMSメッセージ(XML)を受信する

2 XML変換システム にて、流通BMSメッセージ(XML)を、JCA手順・全銀TCP/IP手順 の受信ファイルへ(またはCSVファイル)変換

3 現在のEDIシステム にて、受信ファイルを読込、検品、送信ファイル(またはCSVファイル)を作成する

4 XML変換システム にて、送信ファイル(またはCSVファイル)を流通BMSメッセージ(XML)に変換する

5 流通BMSメッセージ送受信機能 にて、変換した流通BMSメッセージ(XML)を送信する

注:送信メッセージに漢字が含まれている場合は、受信メッセージを参照して漢字をセットする機能が必要です

但し、現在使用しているEDIシステムが、受信ファイルからデータを読み込め、かつ送信ファイルを出力できる場合に限ります(変換ファイルが、CSVファイルの場合は、CSVファイルの読み書きをするよう現在使用しているEDIシステムの修正が必要です)

 

Ⅲ_1 2.新規の流通BMS対応パッケージシステム+ 現在の検品システム

流通BMS対応パッケージシステム(流通BMSメッセージ送受信機能を含む) を新規導入する

但し、 新規の流通BMS対応パッケージが、現在の検品システムをサポートしていること

 

Ⅲ_2 新規のEDIシステムを使用する

Ⅲ_2 3.新規の流通BMS対応パッケージシステム+ 新規の検品システム

Ⅰ 1. を参照のこと  ⇒Ⅰ 1. へ移動

 

最後に

パソコンのOSは、Windowsを使用するのであれば、Windows XPWindows VISTAWindows 7Windows 8.1 は、すでにサポートが終了していますので、Windows 10 あるいは Windows 11 のパソコンを使用しましょう。

また、ウィルス対策ソフトは、必ず導入しましょう。流通BMSは、インターネットを使用しますので、サポート期間の切れたOSのパソコンを使用することは、危険です。

 

参考

 

※1 流通BMS対応パッケージシステム

下記の機能をもつソフトウェア

流通BMSメッセージ送受信機能

チェーンストアのサーバーとの間で、メッセージの送受信を行う

⇒JX手順 クライアント側の5つの必須機能

流通BMS受注機能

受注機能

受信メッセージを各種リストへ加工する

送信メッセージ作成機能

チェーンストアのサーバーへ送信するメッセージを作成する

注:流通BMSメッセージ送受信機能 は、別になっているソフトウェアもあります

 

 

※2 検品システム

出荷検品機能をもつソフトウェア

4分でわかる!流通BMS導入に必要な検品システムとは

(出荷梱包メッセージを使用しない場合は、不要です)

 

※3 XML変換システム(流通BMSメッセージ変換システム)

流通BMSメッセージ受信ファイルを、現在使用しているEDIシステムの受信ファイルへ変換する(使用し易い形式に変換する) 

現在使用しているEDIシステムの送信ファイルから、流通BMSメッセージ送信ファイルへ変換する(使用し易い形式に変換する) 

⇒流通BMSで使用するXMLデータ変換システム4つの機能

 

 

※4 現在使用しているEDIシステム

JCA手順・全銀TCP/IP手順 等で受信及び、検品システムと連携し、送信データを作成し、送信するソフトウェア

 

 

※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。

※Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

無料試用版:JCA手順のEDIシステムを流通BMSで使用するために

JCA手順を使用してEDIを行っているが、現在使用しているシステムを利用して流通BMSを実現するにはどうしたらよいだろうか?

弊社の Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)を使用して、JX手順の送受信ファイルを変換することにより、既存のシステムを利用して流通BMSを実現できます。

Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)で変換したファイルが、既存のシステムで利用できるか、試用版を使用してご確認下さい

 

 

弊社の Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)をより理解して頂くために、Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)の試用版をご用意しました。

なお、2週間の試用期間となります。(期間の延長をご希望される場合は、弊社までご連絡下さい。)

 

Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)

 

試用版をダウンロードして、ご利用頂きますので、試用期間終了後の試用版の返却は、不要です。(お手数ですが、試用期間終了後、削除して下さい)

動作確認を簡単に行えるようにサンプルデータをご用意しました。ご希望のかたは、サンプルデータを希望とご記入下さい。

 

下記の内容を、ご確認の上、ボタンを押下して下さい。

Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)の試用版の著作権は、株式会社アイシーエヌシステムにあります。

Msg Trans V3.0(流通BMSメッセージ変換システム)の試用版の使用から生じるいかなる損害の責任も、直接間接を問わず、弊社は、一切負いません。


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