これまでのEDIデータ種類

これまでのEDIにて使用されているデータの種類を、ご説明します。主に使われているのは、発注データ・出荷データ・請求データ・支払データ になります。また、値札データ・仕入計上データの説明を追加しました。
(2024.03.04更新)
オンライン(JCA手順・全銀TCP/IP手順 等の手順で接続 公衆回線・INS回線等使用 )で使用されているデータの種類を簡単に、ご説明します。
発注データ
チェーンストア(小売)から卸・メーカが、受信する発注情報です。納品するセンタあるいは納品する店舗はどこか、センタ・店舗への納品日、そして納品する商品情報などから構成されています。
JCA手順、全銀TCP/IP手順、全銀手順 などの手順を使用して、チェーンストア(小売)から受信しますが、電話・FAX 等を受けて発生させる場合もあります。
伝票(チェーンストア統一伝票等)運用の場合、この発注情報から伝票(チェーンストア統一伝票等)をシリアルプリンタ(インパクトプリンタ)を使用して印字します。
出荷データ
ASN運用の場合に、卸・メーカからチェーンストア(小売)へ送信する出荷情報です。卸・メーカが、発注データに対する出荷情報を付加して作成します。発注情報に加えて、出荷日・出荷数・欠品数・欠品の理由などから構成されています。
出荷データは、すべて受信した発注データをもとに作成します。原則として発注データがなければ、出荷データを作成することはできません。
誤った発注情報や全欠品の場合は、チェーンストア(小売)との相談になりますが、出荷数を0として出荷データを作成し送信する場合と、発注データを取り消して発注データがなかったことにする場合があります。
請求データ
卸・メーカからチェーンストア(小売)へ送信する請求情報です。卸・メーカが、締め日から数日内に発注情報と出荷情報を元に作成し、チェーンストア(小売)へ送信します。
発注データの伝票番号、納品日、納品先店舗、金額 などから構成されます。
ASN運用の場合は、出荷データが請求を兼ねるため、請求データは不要となります。(請求レス)
伝票(チェーンストア統一伝票等)運用の場合、請求データが必要ですが、なかには必要としないチェーンストア(小売)もあります。
支払データ
チェーンストア(小売)から卸・メーカが、受信する支払(予定)情報です。発注データの伝票番号毎の支払金額・支払情報などから構成されています。発注データには存在しない値引・相殺などの情報が付加される場合もあります。
支払情報:仕入、返品、値引、相殺など
値札データ
チェーンストア(小売)から卸・メーカが、受信する値札情報です。商品に付ける値札に印字する情報(商品名・サイズ・色・単価など)から構成されています。この値札データを使用して値札を作成します。
値札データが、存在しない場合は、発注データを流用して値札を作成することも可能な場合があります。
仕入計上データ
ASN運用の場合に、卸・メーカがチェーンストア(小売)から受信する仕入情報です。チェーンストア(小売)が、仕入に計上した情報になります。出荷データを送信後、卸・メーカがチェーンストア(小売)から数日後に受信できます。