これまでのEDI運用事例(チェーンストア統一伝票)

 

これまで多く使用されてきたEDIの運用である、伝票(チェーンストア統一伝票など)を使用する運用の事例をご説明します。伝票を使用した運用は、現在も使用されていますが、少なくなってきています。(2022.02.22更新)

伝票を使用する運用でない場合

ASN運用の事例は、こちらへ

⇒これまでのEDI運用事例(ASNデータ)

流通BMS運用の事例の場合は、こちらへ

⇒流通BMS運用事例

 

伝票(チェーンストア統一伝票)を使用する場合の運用

チェーンストア(小売)から発注データを受信し、納品先へ商品とともにチェーンストア伝票(チェーンストア統一伝票など)を納品する運用です。伝票運用とも呼ばれます。

発注~出荷、請求までの例になります。(請求作業が必要ないチェーンストアもあります)

 

発注データ受信

公衆回線などを使用し、JCA手順、全銀TCP/IP手順、全銀手順 などを使用して、チェーンストア(小売)から発注データを受信します。

⇒これまでのEDIデータ種類

⇒JCA手順とは

⇒全銀TCP/IP手順

受信した発注データから、ピッキングリスト(品揃えするための資料)を出力します。

伝票(チェーンストア統一伝票など)印字

出荷数量に問題がなければ、受信した発注データを元に、チェーンストア(小売)が必要とする伝票(チェーンストア統一伝票など)を印字します。

伝票(チェーンストア統一伝票など)は、複写式ですので、インパクトプリンタ(シリアルプリンタ)にて印字します。

使用する伝票は、チェーンストア(小売)毎に異なりますので、チェーンストア(小売)が必要とする伝票を付け替える必要があります。

SCMラベル(物流ラベル)印刷

発注データをもとに、SCMラベル(物流ラベル)を印字します。SCMラベル(物流ラベル)は、チェーンストア(小売)が必要とする形式のラベルになります。

⇒SCMラベルとは

使用していないチェーンストア(小売)もあります。

チェーンストア(小売)が、ASN運用を行っている場合は、必須になります。

⇒ASNとは

値札印刷

発注データあるいは値札データをもとに、値札を印字します。(商品によっては、必要としない場合もあります)値札は、チェーンストア(小売)が必要とする形式の値札になります。

品揃え

発注データから出力したピッキングリスト(品揃えするための資料)に従い、出荷する商品の品揃えを行います。

検品、梱包作業

ピッキングリスト(品揃えするための資料)を利用し、商品を検品し、商品を梱包します。検品システムを使用し、チェックを行なうこともあります。

⇒検品システムとは

出荷作業

チェーンストア伝票(チェーンストア統一伝票など)と商品を出荷します。

請求データ作成

月に一度、締め日に発注データと出荷データ(出荷数量)を元に、請求データを作成します。

(月に数度締めが可能なチェーンストア(小売)もあります)

(請求を必要としないチェーンストア(小売)もあります)

請求データ送信

JCA手順、全銀TCP/IP手順、全銀手順 などを使用して、チェーンストア(小売)へ請求データを送信します。

(請求を必要としないチェーンストア(小売)もあります)

支払データ受信

月に一度、請求データに対する支払データを、チェーンストア(小売)からJCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順 などを使用し、受信します。

 

まとめ

伝票運用は、現在も使用されていますが、伝票の取扱いは、煩雑かつ費用がかかるため、伝票を使用しないASN運用にかわりつつあります。

⇒ASN

 

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