流通BMSで使用するXMLデータ変換システム4つの機能

流通BMSで使用する送受信データは、XML形式になります。XML形式のデータを取り扱う処理は、煩雑な処理になります。XMLデータを変換するシステムを利用すれば、XML形式のデータを取り扱う煩雑さを避けることができます。(2020年10月27日修正)
目次
最初に、一般的なデータ変換システムの機能をご説明します。次に流通BMSで使用するXMLデータの変換の機能について、4つに分けてご説明します。
一般的なデータ変換システムの機能
形式変換
XML形式などのデータを他の形式に変換する機能です。XML形式、CSV形式(可変長)、JCA送受信フォーマット(固定長)などの間で、相互にフォーマットを変換します。
レコード件数は変わらない1対1の変換、あるいは複数のファイルに変換する1:nの変換、複数のファイルをマージするn:1の変換などがあります。
項目変換
項目のデータ型である英数字項目、数字項目、日付項目などを他のデータ型に変換します。
コード変換
JIS、SHIFT JIS、EBCDIC、UTF など、コードを変換します。
パソコンとオフコン・汎用機などとの間で使用する場合に、便利な機能です。
データ値変換
入力項目を出力項目のどの項目へ出力するか、設定します。マッピングとも呼ばれます。
入力項目のコードを、ある一定の規則で変換し、出力項目へ出力します。
流通BMSにおけるXMLデータ変換
流通BMSでは、送受信データがXML形式になります。
したがって、流通BMSでのデータ変換は、受信データを入力データとする受信データ変換と、送信データを出力データとする送信データ変換が、XMLデータ変換システムを使用する部分になります。
形式変換
XML形式のデータとCSV形式(可変長)あるいはJCA手順送受信フォーマット(固定長)の間で変換が必要です。
XML形式の明細件数と1対1の変換であれば、使いやすいのではないでしょうか。
項目変換
XML形式と、固定項目長の形式のあいだで変換する場合は、必須の機能になります。XML形式のデータとCSV形式のあいだで変換する場合は、CSV形式が可変長になりますので、必ずしも必須ではありません。
コード変換
パソコンで送受信し、オフコン・汎用機とのデータ交換する場合は、必要になります。オフコン・汎用機の入出力時に変換する機能は、オフコン・汎用機側に既に備わっているはずです。
データ値変換
主要な機能で、便利な機能ですが、マッピング作業が、たいへん面倒な作業になります。
また、入力項目のコードを、ある一定の規則で変換し、出力項目へ出力するのは、ロジックが必要になるためデータ変換システムで100%実現できるか確認が必要になります。
処理する側のアプリケーションで変換処理を行った方が、安易に対応できます。
まとめ
チェーンストアとJCA手順を使用してASN運用を行っている場合に、流通BMSを導入しなければならない場合の解決策として、XMLデータ変換システムを使用する方法があります。
但し、CSV形式(可変長)に変換する場合は、下記2点の注意点があります。(JCA手順送受信フォーマット(固定長)に変換する場合は、必要ありません)
- 受信データを読み込む処理を、受信データを変換したデータ(CSV形式)を読み込む処理に修正する必要があります。
- 送信データを作成する処理を、送信データに変換するデータ(CSV形式)を作成する処理に修正する必要があります。
※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。
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