オフコンユーザ必見!移行(マイグレーション)の期待効果3つ

 

レガシーシステム(遺産のシステム)となったオフコン(オフィスコンピュータ)や汎用機のシステムを、オープンシステムへ移行(マイグレーション)した場合、期待される効果(メリット)はなにがあるのでしょうか?(20210618日更新)

 

レガシーシステムの問題点を最初にご説明し、その後オープンシステムへ移行した場合の期待効果(メリット)をご説明します。

 

⇒レガシーシステムの問題点

⇒期待効果(メリット)

 

 

レガシーシステムの問題点

レガシーシステム(実質、オフィスコンピュータやメインフレームのシステム)の問題点を、簡単にあげておきます。

 

システムの仕様が不明

システム仕様書・プログラム仕様書などのドキュメント類が整備されていない。

システムの仕様が理解している特定の人物しか運用・保守ができない。

障害が発生した場合、関連の資源調査から調査するため、障害対応に時間がかかる。

 

システム修正不可

システム運用が困難な箇所を、コンピュータを使用しないで人手を使ってフォローしている。

主要なシステム以外に、主要なシステムの運用をサポートする機能のみのシステムがある。

意図が不明なシステムの追加・修正を、あとから行っているため、変更や修正が難しい。

システムの仕様が不明なためシステムの再構築が難しい。

 

ハードウェア・ソフトウェアが古い

古いハードウェアを使用しているため、故障すると修理できない。

古いミドルウェアを使用しているため、不具合が発生しても修正されない。

OSやミドルウェアが古いため、サポートできる技術者がいない、または少ない。

古いミドルウェアを使用して開発されたシステムであるため、業務システムをサポートできる技術者がいない。

専用のハードウェア・OS・ソフトウェアを使用しているため、運用費用や保守費用が高額である。

 

システム機能低下

コンピュータシステムがうまく使えないため、人間の作業で埋め合わせて運用している。

新しい機能を追加・使用することができない。

アプリケーションの使い勝手が悪い。

システムが、現在の業務プロセスにあわない。

 

 

期待効果(メリット)

レガシーシステムからオープンシステムへ移行した場合の期待効果(メリット)は、何があるのでしょうか。

 

コスト削減

共通で使用されるハードウェアや広く使われているOSを使用するため、高額な保守・運用費用を低減することができます。

⇒オフコンユーザ必見!リプレース費用は?(ハードウェア編)

移行した場合、既存資産を延命させるための維持コストが、不要になります。

 

運用の安定

新しいOSや新しいソフトウェアを使用している経験者が多くなるため、技術者の要員不足を解消することが可能です。

共通のハードウェアやOSを使用するため、後継のハードウェアの製造停止、または後継OSがなくなることはありません。

 

システムサービスの向上

新しいソフトウェアを使用して、システム構築することにより、アプリケーションの使い勝手が向上します。

現在の業務にマッチしたシステムの構築により、システム機能が向上します。

新しいミドルウェア・言語を使用しているため、アプリケーションのメンテナンスが容易になります。

 

まとめ

オフコン(オフィスコンピュータ)や汎用機のシステムから、オープンシステムへ移行(マイグレーション)することにより、

コスト削減
運用の安定
システムサービスの向上

を期待することができます。

 

参考

⇒JCA手順が使えなくなります

⇒オフコンは寿命?すぐに廃止すべきつの理由

⇒すぐわかるオフコンから移行するオープンシステムの3構造

⇒レガシーシステムとオープンシステム7つの違い(ソフトウェア編)

 

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