オフコンユーザ必見!移行(マイグレーション)の期待効果3つ

 

レガシーシステム(遺産のシステム)となったオフコン(オフィスコンピュータ)や汎用機のシステムを、オープンシステムへ移行(マイグレーション)した場合、期待される効果(メリット)はなにがあるのでしょうか?(20240408日更新)

 

レガシーシステムの問題点を最初にご説明し、その後オープンシステムへ移行した場合の期待効果(メリット)をご説明します。

 

⇒レガシーシステムの問題点

⇒期待効果(メリット)

 

 

レガシーシステムの問題点

レガシーシステム(実質、オフィスコンピュータやメインフレームのシステム)の問題点を、簡単にあげておきます。

 

システムの仕様が不明

システム仕様書・プログラム仕様書などのドキュメント類が整備されていない。ドキュメント類は、あるがメンテナンスされていないため、システムと一致していないため使えない。

システムの仕様を理解している人が少ないため、理解している特定の人物しか保守・メンテナンスができない。

障害が発生した場合、障害原因を絞ることができず、関連の資源調査から調査するため、障害対応に時間がかかる。

 

システム修正不可

システムがサポートしていないため、コンピュータを使用しないで人手を使ってフォローしている。

主要なシステム以外に、主要なシステムの運用をサポートするためだけの機能のシステムがある。

意図・目的を明確にしないシステムの追加・修正を、あとから行っているため、変更や修正が難しい。

システムの仕様が不明なためシステムの再構築をすることが難しい。

 

ハードウェア・ソフトウェアが古い

保守・サポートの切れた古いハードウェアを使用しているため、故障すると修理できない。

サポートの切れた古いミドルウェアソフトウェアを使用しているため、不具合が発生しても修正されない。

OSやミドルウェアソフトウェアが古いため、サポートできる技術者がいない、または少ない。

古いミドルウェアソフトウェアを使用して開発されたシステムであるため、ミドルウェアソフトウェアを理解している技術者不足で業務システムをサポートできない。

メーカー独自のハードウェア・OS・ソフトウェアを使用しているため、運用費用や保守費用が高額である。

 

システム機能低下

コンピュータシステムをうまく使えないため、人間の作業で埋め合わせて運用している。

新しい機能をシステムに追加・使用することができない。

システムのアプリケーションの使い勝手が悪い。

システムが、現在の業務プロセスにあわない。

 

 

期待効果(メリット)

レガシーシステムからオープンシステムへ移行した場合の期待効果(メリット)は、何があるのでしょうか。

 

コスト削減

共通で使用されるハードウェアや広く使われているOSを使用するため、高額な保守・運用費用を低減することができます。

⇒オフコンユーザ必見!リプレース費用は?(ハードウェア編)

移行した場合、既存資産を延命させるための維持コストが、不要になります。

 

運用の安定

新しいOSや新しいソフトウェアを使用している経験者が多くなるため、技術者の要員不足を解消することが可能です。

共通のハードウェアやOSを使用するため、後継のハードウェアの製造停止、または後継OSがなくなることはありません。

 

システムサービスの向上

新しいソフトウェアを使用して、システム構築することにより、アプリケーションの使い勝手が向上します。

現在の業務にマッチしたシステムの構築により、システム機能が向上します。

新しいミドルウェア・言語を使用しているため、アプリケーションのメンテナンスが容易になります。

 

まとめ

オフコン(オフィスコンピュータ)や汎用機のシステムから、オープンシステムへ移行(マイグレーション)することにより、

コスト削減
運用の安定
システムサービスの向上

を期待することができます。

 

参考

⇒JCA手順が使えなくなります

⇒オフコンは寿命?すぐに廃止すべきつの理由

⇒すぐわかるオフコンから移行するオープンシステムの3構造

⇒レガシーシステムとオープンシステム7つの違い(ソフトウェア編)

 

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