すぐわかるオフコンから移行するオープンシステムの3構造


     

    オフコン(オフィスコンピュータ)からオープンシステムに移行(マイグレーション)する場合、どのようなシステム形態にすればよいのだろう?そんな疑問にお答えします。オープンシステムのシステム形態をご説明します。(20190806日更新)

    オープンシステムの構造(アーキテクチャ)は、クライアントとサーバーを組み合わせたクライアント・サーバー型が標準となっています。

    クライアント:現在の主流は、パソコンです

    また、クラウドシステムは、クライアントとサーバーをインターネット環境で接続した形態とみることもできます。

    クライアントとサーバーを組み合わせた2階層のものとクライアントとサーバー2台を組み合わせた3階層のものがあります。

     

    2階層型

    サーバーにデータベースを置き、クライアントから処理を依頼し、サーバーから答えを返す方式で3種類あります

     

    アプリケーション-DBソフト型

    クライアントにアプリケーションをおき、サーバーにデータベースソフトをおきます。

    クライアントは、アプリケーションからサーバーに対してSQLを発行し、サーバーからデータベースの処理結果を返してもらいます。

    クライアントの性能によりレスポンスがかわります。

    アプリケーションのメンテナンスが発生した場合、クライアントへのアプリケーション配布方法が問題になります。

     

    クライアント

    アプリケーション

    入力・表示処理
    業務処理

    ↓↑

    サーバー

    データベースソフト

    レコード操作
    データベース

     

    アプリケーション-アプリケーション型

    クライアントにアプリケーションをおき、サーバーにアプリケーションとデータベースソフトをおきます。

    アプリケーションのロジックをクライアントとサーバーに分ける形態になります。

    クライアントとサーバーは、アプリケーション間で通信を行います。

    この方式のメリットは、クライアントとサーバー間のデータ量が少なくなる点です。たとえば、複数のSQLをサーバーで一括実行すれば、複数のSQLと複数の結果を何度もクライアントとサーバー間を往復する必要がなくなります。

    他のタイプよりレスポンスが早く、大量のデータ処理が可能になります。 

     

    クライアント

    アプリケーション

    入力・表示処理
    業務処理
    通信処理

    ↓↑

    サーバー

    アプリケーション

    通信処理
    業務処理

    データベースソフト

    レコード操作
    データベース

     

    リモート表示型

    クライアントに表示ソフト(WEBブラウザなど)をおき、サーバーにアプリケーションとデータベースソフトをおきます。

    クライアントからユーザーの入出力やマウス処理をサーバーに渡し、サーバーから表示情報ををクライアントに返します。

    ネットワーク上のデータ量は、少量ですが、入力毎に通信をおこなうため、ネットワークの負荷は高くなる傾向があります。

    サーバーのみにアプリケーションを置くため、メンテナンスが容易になります。

    オフコン(オフィスコンピュータ)と同じ運用を選択する場合は、このパターンになります。

     

    クライアント

    表示ソフト

    入力・表示処理

    ↓↑

    サーバー

    アプリケーション

    業務処理

    データベースソフト

    レコード操作
    データベース

     

    WEB-EDIのチェーンストア側のシステムが、この方式になります。

    ⇒WEB-EDIとは

    また、クラウドシステムは、インターネット経由で接続されたリモート表示型と考えることができます。

     

    3階層型

    3階層型とは、2階層型のサーバーをデータベースサーバーとアプリケーションサーバーに分け、サーバーの負荷を分散する方式です。

    アプリケーション-アプリケーション型とリモート表示型のサーバーを、データベースサーバーとアプリケーションサーバーに分割した形態になります。

    アプリケーションをサーバーに置くため、プログラムの管理が容易に行えます。また、バージョン、ライセンスなどの管理も容易になります。

    アプリケーションサーバーが、高性能で十分なデータ容量を持っていれば、良好なレスポンスを得ることができます。

    また、システム変更にともないアプリケーションサーバーの増設も容易できます。

     

    まとめ

    オフコン(オフィスコンピュータ)からオープンシステムに移行(マイグレーション)する場合、オフコンと全く同じ運用を望む場合は、リモート表示型を選択することになるでしょう。

    クライアントへのアプリケーション配布方法が問題なく、クライアント台数が少なければ、アプリケーション-DBソフト型でも、問題ないでしょう。

    現在は、クライアント・サーバーをインターネット環境で接続した形態とも呼ぶことができるクラウドシステムも広がっています。


    SNSでもご購読できます、E/h4>

    コメントを残す

    *