4分でわかる!流通BMS導入に必要な検品システムとは


     

    流通BMSあるいはASNを導入すべきか否かの、判断をおこなう重要な点は、検品システムを使用した(出荷)検品作業の運用にあります。

    効率よく検品作業を行うことができるか否かは、検品システムに大きく依存します。ここでは、流通BMS導入にあたり必要な検品システムについてご説明します。(2019.02.21更新)

    注:ここでの検品システムとは、コンピュータシステムを利用した出荷検品システムをいいます

    ⇒検品システムとは

    検品システムの目的

    検品システムを使用する目的は、大きくわけると、次の三つになります。

    • 検品作業のコンピュータ化
    • 検品作業の効率化
    • 検品実績データを作成する

     

    検品作業のコンピュータ化

    検品システムは、チェーンストアからの発注データと商品をつきあわせて、チェックを行います。発注データにない商品や発注数量と異なる数量の場合は、検品システムが作業者へ警告をおこないます。

    人間の目視にて行っていた作業を、コンピュータが行うため、作業ミスやあやまりが減少します。

     

    検品作業の効率化

    検品システムを導入することにより、検品作業が遅れてしまっては本末転倒です。検品システムの導入により、検品作業が迅速に行えなければなりません。よって、検品システムは、作業者の操作及び運用性能がよくなければなりません。

    導入する検品システムによっては、導入前の検品作業の運用を変更するケースも考慮する必要があります。
     

    検品実績データを作成

    検品システムは、検品を行ったデータから、チェーンストア(小売)へ送信するための出荷データを作成するための検品実績データを作成します。欠品がある場合は、出荷商品の数量の訂正を行い、検品実績データを作成します。

     

    現在の自社の検品作業の運用状況を踏まえて、これらの目的を実現することができる検品システムを選択する必要があります。

    検品システムの種類

    検品システムは、ハンディターミナルを使用するものが一般的です。しかし、検品作業の運用によっては、パソコンのみで運用することも可能です。

     

    パソコンを使用した検品システム

    パソコン(ノートブックなど)にバーコードスキャナーを付加したシステムになります。

    パソコンを使用することになりますので、検品作業を行う場所にパソコンを設置できなければなりません。

    原則として1台のパソコンにつき作業者は一人となりますので、運用するためにはくふうが必要となります。(たとえば、二人で同時に検品作業を行う場合は、パソコンが2台必要となります)

     

    ハンディターミナルを使用した検品システム

    パソコン1台とハンディターミナル複数台(2台~)のシステムになります。ハンディターミナルの台数分の同時検品作業が可能です。

    パソコンとハンディターミナルの接続方法により、二つの方式があります。

    無線式

    パソコンとハンディターミナルを無線で接続する方式です。アクセスポイント(中継用のアンテナ)と無線式のハンディターミナルが必要です。

    パソコンにあるデータベースにハンディターミナルが随時アクセスするため、リアルタイムに検品作業を行えます。

    バッチ式

    作業前にパソコンから、作業を行う検品予定データをハンディターミナルにダウンロードしておきます。

    ハンディターミナルが保持している検品予定データを使用した検品作業のみの作業となりますので、運用が制限されます。

    (たとえば、作業者Aさんは、センター①を検品、作業者Bさんは、センター②を検品するなどの制限が必要)

    検品作業終了後に、パソコンに接続された装置へハンディターミナルを接続して、パソコンにあるデータとチェックし、パソコンへ検品実績データをアップロードします。

     

    作業者は、たくさんのキーあるいはボタンを押下する操作を嫌がりますので、できるだけキー操作が少ないシステムが望まれます。

    検品作業では、作業者が、替わることがありますので、すぐ使用できるように、複雑な操作でなく、簡単な操作で作動する必要があります。

    また、ハンディターミナルは、手に持って作業するため、落としたりぶつけたりしやすいものです。できれば、予備機の用意や保守契約を結んでおくと安心です。 

    検品システムの種類のまとめ

    検品システムの費用は、費用の安い順に

    1. パソコン(ノートブックなど)+ハンディスキャナー
    2. ハンディターミナル バッチ式
    3. ハンディターミナル 無線式

    となります。

    ハンディターミナルは、パソコンに比べて出荷台数が少ないため、どうしても割高になります。またハンディターミナルを無線で使用するには、無線の制御機器が別途必要となるため、無線機器分の費用がかかります。

    なお、検品システムを使用しない運用で、上記1番目と番目の目的(検品ミスの防止・検品作業の効率化)を達成することができていれば、最後の検品データを作成するシステムがあれば、検品システムを導入しなくても運用は可能です。

    最期に

    流通BMSを導入した場合に、重要なことは正確かつ迅速に出荷できることです。間違いが多く、時間を要する運用になってしまっては、流通BMSを導入する意味がありません。

    正確かつ迅速な検品作業を行なうには、使い勝手のよい検品システムが必要になります。取扱う商品や検品作業の運用をよく考慮し、適切な検品システムを選択しましょう。

    具体的な導入については

    失敗しない流通BMS検品ソフトウェア選択の2つのポイント

     

     

    ※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。


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