流通BMSには、GLNコードが必要です

流通BMSを始めるためには、GLNコード(Global Location Number)が必要になります。

流通BMSでは、GLNコードを、相手を識別するためのユニークなコードとして扱います。このGLNコードを使用するためには、GS1事業者コード(JAN企業コード)が必要になります。

法人番号(13桁)とは、異なりますので注意しましょう。(2024.03.07更新)

GS1事業者コード(JAN企業コード)

GS1事業者コード(JAN企業コード)は、国際標準化活動(GS1)が定める国際標準のコードです。会社などの事業者を表現するコードです。

日本のコードは、最初の2桁が、”45”または”49”ではじまる桁または、桁の番号になります。

GS1事業者コード(JAN企業コード)を、既にお持ちの場合は、申請は不要です。新たに必要な場合は、お近くの商工会議所あるいは商工会へお尋ね下さい。

 

GLNコード

GS1事業者コード(JAN企業コード)は、他のコードと組み合わせることで、新たなコードとなります。GS1事業者コードと商品アイテムコードで”JANコード”、GS1事業者コードとロケーションコードで”GLNコード”となるように、各種のコードを作成することができます。

 

例 GS1事業者コード 桁の場合

JANコード:GS1事業者コード(9桁)+商品アイテムコード(3桁)+CD(1桁)

GLNコード:GS1事業者コード(9桁)+ロケーションコード(3桁)+CD(1桁)

注:CD チェックデジット

 

GLNコードは、ロケーションコードを設定し、チェックデジットを計算して作成します。必ず最後に、GLNデータベースに登録して下さい。

 

GLNコードは、国際的な取引先コードのようなものです。チェーンストア(小売)と卸・メーカー、どちらもGLNコードを持たなければ 流通BMSでの通信ができません。

チェーンストア(小売)と卸・メーカーは、GLNコードを、流通BMS協定シートに記入し、お互いに把握します。

通信時にチェーンストア(小売)側では、登録したGLNコードと卸・メーカーのGLNコードが一致するかチェックします。

複数のチェーンストアと通信する場合でも、卸・メーカーのGLNコードは、 原則としてひとつあれば問題ありません。但し、卸・メーカーが複数拠点で同じチェーンストアと流通BMSを行う場合は、ロケーションコードを複数設定したGLNコードが必要になる場合もありますので注意が必要です。

卸・メーカーが複数拠点で同じチェーンストアと流通BMSを行う場合

チェーンストアA --- 卸・メーカー 拠点1 GLNコード1

チェーンストアA --- 卸・メーカー 拠点2 GLNコード2

 

まとめ

流通BMSを導入するためには、GLNコードを取得することが必要になります。GLNコードを取得するために必要なGS1事業者コード(JAN企業コード)を、登録するには申請料(1年間分または3年間分)が必要となりますので、必要な数のみ取得しましょう。

 

20218月から、登録更新制度が変更になるようです。ご注意下さい。

参照 GS1事業者コード登録更新制度の改定について

 

最近では、GLNコードの取得を必要としないチェーンストアもありますので、仕様をよく確認する必要があります。(流通BMSの仕様では、GLNコードを使います)

流通BMS協定シートを使用しないで、取引先側のGLNコードを使わず、別のコード(チェーンストアが任意に決めたコード)を使用する場合があります。流通BMSマッピングシートをよく確認する必要があります。

 

 

参照 流通システム開発センター

参照 GLNの登録・設定の流れ

 

※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。 

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