WINDOWS UPDATE 2018年4月分 再起動を繰返す
Windows 7 のパソコンが、突然再起動を繰り返し、使用できなくなりました。2018年4月分のWindows UPDATE を行なったことが原因でした。参考のために、記録をのこします。(2020年10月06日更新)
現象
2018年4月11日、お客様から、パソコンが再起動を繰り返すとの連絡がありました。
Windowsの起動済の画面から、ショートカットなどをクリックすると、Windows が正しくシャットダウンされませんでした と表示された Windows エラー回復処理画面 になってしまう。
調査
Windows エラー回復処理画面 で
Windowsを通常起動する を選択
↓
正常に起動される
↓
何かをクリックすると、Windows エラー回復処理画面 になってしまう。
↓
Windows エラー回復処理画面 で
セーフモード を選択
↓
正常に起動される
↓
イベントビューアを起動
イベントIDが、10005、7001 のエラーが頻発している。
業務で使用することができないので、もう一台のWindows 7 に業務で使用するシステムをセットアップする。
ところが、翌日になってみると、セットアップしたもう一台も、再起動を繰り返す。
最初のパソコンとまったく同じ現象がおきている。イベントIDも、10005、7001 のエラーである。
原因
途方に暮れていると、他社から、同じ現象が発生し治った事例があるとのこと。
2018年4月11日のWindows UPDATE の KB4093118 が原因で起こるらしい。KB4093118 をアンインストールすることで、正常に起動した。
但し、最初のパソコンで使用しているソフトウェアは、ライセンス認証されていない状態になり、動作しなくなってしまった。
ライセンス認証しようとすると、ライセンス認証 のプログラムがなくなっている。
仕方がないので、ソフトウェアを削除し、再セットアップを行なうと、ライセンス認証することができ、正常に動作した。
最初のパソコンでは、KB4093118 が、異常終了していたため、更新プログラムの確認を実行すると、またKB4093118 が配信された。
再度、実行されると困るので、KB4093118 を非表示にしました。
もう一台のパソコン(ノート)では、KB4093118 が、正常終了していたため、アンインストールし、更新プログラムの確認を実行すると、またKB4093118 が配信された。同じように、KB4093118 を非表示にしました。
翌日、ノートが、再起動するとのこと。再起動を引き起こすKB4088875 という更新プログラムが存在していたので、アンインストールした。更新プログラムの確認を実行しても、配信されませんでした。
⇒WINDOWS UPDATE 2018年5月分 起動しない
お願い
Windows Update が原因であることを、想定しネット上で情報を探すことも行ないましたが、Windows Update 配信当日では、情報も少なく原因は、わかりませんでした。
Windows Update の配信元には、厳密なチェックと迅速な情報公開をお願いしたいと思います。
また、Windows 7 では、簡単に手動更新に変更することが可能ですので、配信当日に実行せず、配信後 数日経ってからWindows Update の異常情報を確認後に、実行することができます。(UPDATE の趣旨からは、外れていますので推奨はできません )
ところが、Windows 10 では、Windows Update を手動更新にすることは、簡単ではありません。もう少し簡単に手動更新に設定できるようにしてほしいですが、できないのであれば、可能な限り異常が出ないように保証して頂きたいものです。(現在、Windows 10 PRO では、更新を一時停止できる機能が追加されています)
追記
下記のような記事が出されています
2018年3月以降の月例更新プログラムの適用後、Windows 7 の 32 ビット (x86) 端末で再起動を繰り返す場合の対応
SSE2非対応の古いプロセッサがWindowsに見捨てられたというウワサは本当?
※Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。