JX手順を使用する場合の流通BMS協定シートの記入方法

卸・メーカーが流通BMSを始めるには、チェ-ンストア・小売との間で、流通BMS協定シートと呼ばれる文書を取り交わす必要があります。

ここでは、卸・メーカー側で、JX手順を使用する場合の流通BMS協定シートの記入方法をご説明します。(2023.10.30更新)

⇒すぐにわかる流通BMS

⇒JX手順

流通BMS協定シートの正式名称は流通ビジネスメッセージ標準協定シートです。チェ-ンストア・小売と卸・メーカーの間で、お互いに確認する文書になります。

チェ-ンストア・小売が、流通BMS協定シートの共通確認シートへ記入し、卸・メーカーへ渡します。

卸・メーカーは、受け取った流通BMS協定シートの共通確認シートを確認し、流通BMS協定シートの通信パラメータ協定シートに記入し、チェ-ンストア・小売へ渡します。

流通BMS協定シートの共通確認シートは、チェ-ンストア・小売と卸・メーカーの間の帳票・物流・運用関係の確認シートになりますので、ここでは省略します。

流通BMS協定シートの通信パラメータ協定シートは、3つのシート

1 EDI基本情報協定
2 EDI通信パラメータ協定
メッセージ情報協定『基本形』(メッセージ情報協定『百貨店用』)

から出来ています。

次に、卸・メーカーの流通BMS協定シートの通信パラメータ協定シートの記入方法を、記入する必要のある必須項目のみ簡単にご説明します。

1  EDI基本情報協定

EDI基本情報協定は、チェ-ンストア・小売が記入する基本協定情報と小売企業情報、卸・メーカーが記入する卸企業情報からできています。

流通BMS協定シート 小売 企業情報 01 画像

卸企業情報は、卸・メーカーが自社の企業名・EDIの責任者・EDIの責任者の連絡先・EDIの担当者・EDIの担当者の連絡先を記入します。

流通BMS協定シート 卸 企業情報 01 画像

3-1企業名
卸・メーカーの自社名
3-2企業識別コード(GLN)
卸・メーカーのGLNコード
3-4EDI責任者情報
卸・メーカーのEDI責任者・EDIの責任者の連絡先
3-5EDI担当者情報
EDIの担当者・EDIの担当者の連絡先

 

2  EDI通信パラメータ協定

EDI通信パラメータ協定は、流通BMSを接続する通信手順の情報を記入します。

共通 通信情報

JX手順の場合、”JX”と記入されています。

 

小売 通信情報

チェ-ンストア・小売が記入する項目は、小売 通信情報 になります。

流通BMS協定シート 小売 通信情報 01 画像

 

卸 通信情報

卸・メーカーが記入する項目は、卸 通信情報 になります。

流通BMS協定シート 卸 通信情報 01 画像

4-2セキュリティプロトコル
JX手順の場合、ベーシック認証 欄の ”あり” に〇を付けます。ベーシック認証だけで、十分安全に通信できます。(クライアント認証までは、必要ありません)

4-5識別情報
企業識別情報(GLN)とマシン識別情報を記入することが必要になります。企業識別情報は、卸・メーカー側の企業識別子になります。

実際の接続には、接続通知書などの別の資料を使用することが多いため、未記入の場合がほとんどです。

 

3 メッセージ情報協定『基本形』

流通BMS JX手順で使用するメッセージの情報を記入します。

⇒流通BMSのデータ種類(メッセージ)

流通BMS協定シート メッセージ情報協定 01 画像

使用するメッセージの採用欄に〇を付けます。採用バージョンは、”V1.3″(V1.3が最新になります)  文書形式は、”application/xml” になります。

圧縮ありでメッセージ交換を行う場合は、圧縮欄に〇を付けます。その場合、文書形式は、”application/zip” になります。

圧縮したメッセージで通信を行う場合は、チェ-ンストア・小売及び卸・メーカーがともに、圧縮・解凍を行う機能を持つソフトウェアが必要です。

参考

⇒流通BMS協定シートからのJX手順パラメータ設定方法

 

 

 

※流通BMSは、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。

無償試用版:機能は十分、しかも低価格のJX手順(クライアント版)
無償試用版:機能は十分、しかも低価格のJX手順(クライアント版)

 
弊社の JX手順 クライアント版をより理解して頂くために、JX Protocol Client V02(JX手順 クライアント版)の無償試用版をご用意しました。

JX手順のソフトウェア(流通BMSメッセージ送受信機能のソフトウェア) として、十分な機能がありますので、10年以上ご利用されているお客様もございます。

インターネットに接続しているパソコンがあれば、簡単な操作で使うことができます。

   セットアップ(パソコンへソフトウェアを設定します)

   JX手順の設定(チェーンストアとの間の設定を指定します)

   通信    (チェーンストアと送受信を行います)

チェーンストアとの通信テストに、ご利用される方もございます。ご不明な点がございましたら、お問い合わせからご連絡ください。

JX Protocol Client V02(JX手順 クライアント版)の無償試用版をお試しいただいた上で、ご注文をいただければ幸いです。また、ご要望をいただければ、弊社サーバと通信テストを行うことも可能です。
 
 
なお、2週間の試用期間となります。(期間の延長をご希望される場合は、弊社までご連絡下さい。)
 
 
試用版をダウンロードして、ご利用頂きますので、試用期間終了後の試用版の返却は、不要です。(アプリと機能 あるいは プログラムと機能からアンインストールして下さい)
 
 
下記の内容を、ご確認の上、ボタンを押下して下さい。

 JX Protocol Client V02 (JX手順 クライアント版)の試用版の著作権は、株式会社アイシーエヌシステムにあります。
 
 JX Protocol Client V02 (JX手順 クライアント版)の試用版の使用から生じるいかなる損害の責任も、直接間接を問わず、弊社は、一切負いません。

 

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